青色申告のメリットは？

商工業・自由業などの自営業により事業所得を得たら、所得に応じた税金を負担する必要があります。事業所得の金額は、1年間の売上（総収入金額）から、仕入・支払家賃・給与等の必要経費を引いて算出します。

帳簿を備えることを条件に青色申告を行えば、次のようなメリットがあります。

• 65万円（一定の書類を添付した場合）、または10万円を所得金額から控除できる。
• 親族に支払った専従者給与を、必要経費にできる。
• 純損失が生じた場合は、その金額を翌年以降3年間にわたり繰り越しできる。

年間売上1500万円の八百屋です。うちも消費税の申告が必要？

平成16年4月から消費税が変わりました。課税売上高の免税点が1000万円（従来は3000万円）に引き下げられましたので、平成15年度（個人事業者の場合は平成15年1月1日〜平成15年12月31日、法人の場合は平成15年4月1日以降開始の事業年度）の売上が1000万円を超えていれば、消費税を申告・納付する義務があります。

消費税を申告しなければ、どうなるのですか？

消費税は、所得税・相続税・贈与税等と同様に、自分で税額を計算して申告することになっています。申告をしなければならない人が申告をしないでいると、無申告加算税がかかります。無申告加算税は納めるべき税金の15％（重加算税は40％）です。